ヴィーガン@糖尿病の記録

ヴィーガンで糖尿病が治った記録

10.若いうちは動物性食品を摂取しても問題が起きない

 これまで記載した話で採食が良いと理解しても、私も含め若い頃の食肉の楽しさは否定できない。

 

子供の頃に誕生会で友達の家に行くと「煮魚」や「野菜の煮物」などは出てこない。鳥のから揚げやミートボールやメンチカツ、シュウマイを振舞われ、「お前ん家、いつもこんなの食べてるの?」と聞くと大抵見栄もあって「うん。毎日こんなカンジ」って答える友人が多かった。そして家に帰り、友人の家の食事内容を母親に話すと、段々とうちの食卓も動物性食品に寄っていった。

 

 前に紹介したドキュメンタリー映画「The Game Changers」で出演していたアスリート達も最初から採食主義だった訳ではなく、途中から採食に切り替えている。

 

動物性食品が毒だとしても、強毒性ではないのだろう。だから今まで問題になった事はない。

 

少し違う視点で考えてみると、例えば、筋トレは、筋トレすることによって筋肉細胞が壊れて、それが修復されるときに筋肉が増える。
筋肉が壊れて3減って修復時に4増えるとかで、結果的に+1みたいに少しずつ成長する。つまり成長するためには一度壊れないといけない。


まぁ筋トレは毒ではないが、もしかしたら少しの毒を食べて、そこで細胞が修復に向かって活動するから体が成長するのではないかと考える。
近代の日本人の身長が昔に比べ高くなったのは、食肉文化が影響してるのでは?と自分は思っている。

 余談だが、イルカには「フグ」を突っついて遊ぶという行為がある。
突つかれたフグは毒を海中に排出する。BBCの『スパイ・イン・ザ・ポッド』というドキュメンタリーシリーズでは、イルカが海中に放出されたフグ毒でハイになっているらしき様子が紹介されている。
 人間もテキーラを何杯も一気飲みして見せたり、子供の頃は危険な行為をしてよく大人に怒られた。
「ちょっと男子~。そんなことしてると先生に言いつけるからね!」と女子に怒られてもやめない光景は世界中にあるだろう。
皆が本能的に「動物の脂は体に良いものではない」と思いながらも食べ続けている理由は複雑な背景があるのかも知れない。

だいぶ脱線したが、話を本題に戻そう。

人間には「成長期」と「老年期」がある。成長期には肉を沢山食べられたのに年齢と共に胃が受け付けなくなるのは、加齢と共に毒を浄化出来なくなって、体に貯まって成人病になるのでは?と自論を展開する。
だからむしろ成長期には積極的に肉を摂取しても問題が起きない。これが我々の動物性食品に対する過大な評価につながっているのではないかとも思う。

「そもそも食べ過ぎなんだよ」と言うかも知れないが、何を食べ過ぎていたのかフォーカスがずれていた。だって世の中は「低糖質 高蛋白」って言うじゃない?。鶏肉は脂肪が少ないし高蛋白だから良いって言うじゃない?。糖質は抑えてましたよ。自慢できるくらいに。

糖尿病が「糖質」を控えても、通風患者が「プリン体」を控えても、血液検査の数値がそれほど改善しないのは、根本的に控えるものが間違っていたからである。だから成人病になった人は、一度徹底的に動物性食品を食べないことでどれだけ数値が変わるのかを実感してみてはいかがだろうか。


 実際に私は今まで食べなかった甘い物や、控えていた炭水化物を適量に戻してみても、動物性食品を取らないだけで糖尿病が治ったのだから。

ちなみにビーガンケーキやビーガンクッキーというのもある。乳製品やバターは使用していない。

以下の写真は近所の「cafe 369」のパンケーキとレアチーズ風タルトである。

 
 


効果を検証するの為には中途半端はいけない。何が要因で効果が出たのかわからなくなるからである。動物性食品を食べなくても人間は生きていけるのだから。