14.先輩も治った
先日、私がヴィーガンを始めて2ヶ月程たった頃、ふと街中で先輩に会った。
先輩は糖尿病と診断されてから、毎日2万~5万歩くらい歩いたり、摂取カロリーをこまめに記録しながら制限をしているが、あまり状況が良くならないと言う。むしろ歩き過ぎて最近は膝の調子が悪いとの事。
私が「最近ヴィーガンというのを試してるんです」と言い、他には何もしていないのに、
1.血糖値が良くなった
2.筋肉が柔らかくなった
3.体が軽い
という効果を伝えたところ、興味を持たれたので、科学的な根拠を要約して伝えた。
1.動物性を食べると血液が一時的に汚れる
2.汚れてもいずれ浄化されるが、現代人は浄化される前に動物性食材を追加摂取している
3.コレステロールや中性脂肪が血管や細胞に膜を作り、細胞に糖質が届かなくなる
4.結果的に行き場が無くなった糖質が血中に漂い続け、血糖値が高くなる
5.また動物性を摂取すると腸内に炎症物質が発生し、悪玉菌が増える。
という話をし、動物性食材が糖尿病の原因だから、私は今 徹底的に動物性を絶つというヴィーガンを実施していると言うと、先輩もやってみると言いだした。
「もう焼鳥も食べられないねぇ」と笑っていたが、糖尿病が治ったらたまには良いんじゃないてすか?
と穏やかにヴィーガンを勧めた。
それから先輩は徹底的に動物性食材を絶ったそうで、2ヶ月が経過し、定期検査で糖尿病の薬の処方をやめる事になったそうだ。
肩凝りも無くなって、体が軽いとも言っていた。これからもたまには魚や焼鳥は食べるかも知れないが、ヴィーガンは効果があるから続けると言っていた。
私は動物愛護や環境問題でヴィーガンになった訳ではないので、潔癖に菜食主義にならなくても、健康を取り戻してくれる人が増えれば嬉しいのです。
少し考えを広げると、昨今コロナ禍で職業の分断が起きている。酒場や観光業やイベント業が悪者にされ、それまで多くの人々が恩恵を受けていた事が、一転して諸悪の根源だという扱いを受けている。
人は職業を簡単には変えられない。
長年プロフェッショナルとして研鑽してきたからである。
ちなみにイベント業の人達が居なくなったら今後、街起こしのイベントを企画して実施することは出来ないし、素人にやらせれば事故が起きるだろう。酒場も素人にやらせれば食中毒などの事故も起きるだろう。
だから彼らの仕事を否定してはいけないし、これ程 長期間の抑制をするのであれば国や社会が救うべきだと思う。
私は基礎疾患持ちで、幸いにもテレワークが出来る仕事だからずっと家に閉じ籠っているけれど、彼らのプロフェッショナルには敬意を持ちながら今のこのコロナ禍を過ごしている。
ヴィーガンの思想も同様だと思う。
動物性食材が悪者にされ、卵や乳製品まで悪者にしている。
ちなみにヴィーガン思想では蜂蜜もNGらしい。動物愛護的な視点で、蜜蜂が必死に集めた蜜を人間が横取りするのは傲慢だとの事らしい。
私は、余る程採取して食べずに廃棄するという事が無ければ良いと思っているのだけれど…
で、何が言いたいかと言うと、
「糖尿病なら糖質やカロリーを控えよ」とか「通風持ちならプリン体を控えよ」や「高血圧なら塩分を控えよ」
という事が間違いであり、それを患者に真面目に信じさせている事に問題があると言いたい。
高血圧含め、成人病の「原因は動物性食材」だと言うことが真実である。
これからは多様性の時代である。
成人病でない人は、動物性だろうが蜂蜜だろうが気にせず摂取して良いんじゃないかなぁ。それが多様性。
だけど誤った情報で人の行動を抑制してはならない。
もし世界中の人々がヴィーガンになってしまったら失われる職業は「畜産や食肉加工」「乳製品加工」や外食産業のほとんどや、それに伴う製造機械メーカーや流通業やパティシエなど、影響は計り知れない。
国民の半数近くが動物性食材と関わりがあるかもしれない。
それを全部無くすという考えは、コロナ禍の職業分断と同じで、問題がある。
ヴィーガンという思想については、私は成人病の問題の真実に気付いて良かったし、そして先輩を救う事が出来て良かったと思っている。
そしてこのブログで、見知らぬ誰かを救う事が出来れば良いと思いながら書いています。