18.魚も駄目なのか…
昨夜の食事。
・自作のツナサラダ(マヨドレ版で卵や動物性無し)
・サバ缶、
・キュウリの漬物(2本分)、
・コンビニの梅おにぎり1個、
・レモンサワー3杯(焼酎)
を食したのだが、炭水化物をあまり摂取していないのに今朝の血糖値が127と高い。
(正常値は110以下)
やはり私にとっては魚だとしても動物性食材は良くないんだなぁ…
思えば先週は他にも1度サバ缶を食べている。その翌日の血糖値は104だったが、いつもは95~100なので、「少し高いなぁ」と思ったが許容範囲かと思い気にしなかった。
魚と酒の組み合わせで悪くなるのかも知れないが、野菜と酒の組み合わせでは翌朝の血糖値に問題が起きていないので、やはり犯人は魚だろう。
魚でDHAとEPAを摂取したいのだけれどサプリメントで補うしかないか…
面倒な体になってしまった…
だがこうやって毎日計測しているから修正対処が早めにできるけれど、血糖はアレルギー反応のような自覚症状が発生しないから厄介だ。積み上がって異常値が続いてから合併症がおきる。
まぁやっぱり私はもう魚でさえも動物性食材は摂取しないようにします。
ところで、私はヴィーガンで糖尿病を改善したけれど、そもそも成人病の対策は生活習慣を変える事である。
だからヴィーガンじゃないと糖尿病が良くならないという訳ではないのです。
糖尿病を改善するための生活習慣の指導は今までは以下だと言われていた。
1.入院食を見本にカロリーと糖質を控えろ
2.運動をしろ。1日1万歩以上歩け
3.筋トレをして筋肉量を増やせ
4.薬は忘れずに飲め
むしろこれ以外は選択肢を与えられず、糖尿病が改善しない人間は上記のいずれかを怠っているからで、上記の全てを実践しない人間は劣等生のように扱われる。
だが、人それぞれ人生に費やす時間は別々である。
私は運動をする習慣がないというか、運動に費やす時間を取りたくないのです。
仕事はデスクワークだし、趣味は読書と映画鑑賞と楽器演奏であるが、これは自分が50年の人生の中で心地よいと思う時間を過ごすためのものである。
学生の頃は運動部にいて上位を目指していたので運動は苦手ではないが、今は散歩でさえもしようと思わない。というかやっても続かない。
運動を生活の中に取り入れれば、準備と運動後のシャワーを含めて2時間は費やす事になるからで、しかも成果は「運動したぞ」という自己満足しかない。
対して読書や研究、映画鑑賞や楽器演奏は自分が成長できている実感がある。
人によっては定期的に運動しないと落ち着かないという方や、仕事がデスクワークでは無いから仕事上で体を動かしている場合、入院食のような食生活をすれば改善するかもしれない。
だがそれでも改善しない人は運動量を増やすしかないという事になり、やはり数値が改善しない人は劣等生のように扱われる。
そして動物性たんぱく質への過剰な期待が「低糖質 高蛋白」という食事に食肉を増長させる誤解を生んでいる。
ちなみにライオンなどの肉食動物は毎日食事をしていない。狩りが毎回成功しないからだと思われているが、そもそも彼らは毎日狩りをしない。
で何が言いたいかと言うと、前にも書いたが、多くの糖尿病患者はそれなりに努力しているはずである。
努力していても劣等生として扱われ、精神的に怠惰だと言われると「もういいよ」とスネる。
めでたく不良学生の誕生プロセスと同じ。
コロナ対策も、人流抑える事なんてわかっているけれど、一向に改善しなく、国民が我慢出来ていないからだと、劣等生呼ばわりされるから「もういいよ」とスネる。
まぁコロナはこうなってからが正念場だなぁ…
私はさらに引きこもり強化しますよ。
ちなみに私の住んでいる千葉市はワクチンの予約がとても難しい。掛かり付け医2件の大病院でも予約がとれず、他のクリニックや病院では診療履歴が無いと予約出来ないと言われ、集団摂取会場も空きがない。
摂取券が届いてから20日経過しているが、いまだ私はワクチン難民。
周りではポツポツとラッキーで紹介などを受けて予約できたという人がいるが、近所の知り合いは正規のルートでは予約が出来ない人ばかりである。
私は基礎疾患があるけれど、優先摂取の話はまるでない。
私はワクチンを打ちたいけれど、これも「もういいよ。打ちたい人の中でも日本で一番最後に打つわ」とスネている。
話はそれてしまったが、今まで糖尿病で努力しても数値が改善しなかった人は、病院の指導だけを信じてはいけない。
数値が改善しないのは患者のせいだけではなく、その人が継続できる対策が見つかっていないのである。
カロリー制限や糖質制限や運動を一生続けられる人や、その時間を惜しまない人はそれで良いと思うが、ヴィーガンが糖尿病の改善にに効果があるという事を、医療従事者や栄養士の方も視野に入れた方が良いのです。ヴィーガンが合う人がいるかもしれないし、ヴィーガンは確実に効果はある。
前にも書いたが、私にとってはヴィーガンで必要栄養素を摂取するのは簡単だった。動物性食材を避けるだけで、量は満足に食べることができるし、運動もしなくて良いのだから、これなら私は長く続ける事が出来る。
ヴィーガンを継続するのが難しいと思われる方は、他の方法を見つけて欲しいが、慣れたら簡単ですよ。
スーパーには野菜だけの惣菜は沢山あるし(鰹節は許容するしかないが)、ヴィーガンマーガリンやヴィーガンマヨネーズや大豆ミート系を使えば、味も満足できる。
まぁこれも私が自分の継続できる新しい生活習慣を見つけたというだけなのかもしれないけれど…
だけどヴィーガン生活は食費がかさむなぁ…
外食でもコンビニ弁当や定食を食べていた頃よりも、野菜やキノコやナッツや果物を大量に買い、弁当ではなく惣菜単品を買うから食費がかさむ。
だがインスリン注射が無くなり、薬も減ったので医療費は安くなって良いだろう。
あと、ヴィーガンを続ける秘訣は、お腹いっぱい菜食で満たす事だと思う。肉や魚を我慢してるのだから他を我慢してはいけない(笑)
まぁ結局、最終的に言いたい事は、「糖尿病対策は人それぞれ、継続できる有効な対策を見つけましょう」と言うことで、私にとっては魚も摂取しない方が良いと言うことがさらにわかったのである。
16.連日暑いから作り置き
連日暑いのでキッチンで火を使うのが嫌になるが、エアコンを使いすぎるのは体が冷えて好きではない。
なので、大量に作り置きをして食べるときレンチンで済むようにしている。
もちろん調理中はエアコンと扇風機で苦しく無いようにしています。
で、うちでは作り置きが日持ちするように、ショップジャパンのフォーサという真空保存容器を使用している。
これは食べる分だけ取り出して何度も脱気し直して保存できるので便利である。
ヴィーガンの私は食材に肉や魚や乳製品を使わないのでさらに日持ちする。
大豆ミートはありがたい。おかげで飽きない食事が出来ている。
まぁ人間とはつくづく贅沢な生き物だと思う。
コアラなんてユーカリしか食べないし、パンダだって笹ばかり食べている。しかも調理なんてしない。
大豆ミートなんて人間しか作り出せないわけだから、自然界からしたら人間だけが特殊な生き物なんだな…
おそらくヴィーガン否定派は「なんだかんだ言っても肉が食べたいから大豆ミートで気を紛らわしてるんでしょ?見苦しいわ」と言うだろうが、まぁそうである(笑)
だが私にとって動物性食材が糖尿病の原因であることがこれまでの実験で証明されたのだから、肉を食べるわけにはいかないのである。
そういえばヒグマは一度人間の肉を食べてしまうと癖になってその後 人間を襲い続けてしまうらしい。
しかも女性を食べたらその後女性だけを襲い続け、男性を食べた場合はその後男性を襲い続けるという徹底ぶりである。
これは本能の食欲に意思が加わっているという事である。
だってヒグマは人間を食べないと生きられない訳ではない。
人間が代替え肉を使用してでも肉を食べた気分にしようと思うのは、食肉への欲求を紛らわせたいだけなのである。
ちなみにヴィーガンで糖尿病が改善した私の毎朝の血糖値は95付近なのだが、先日「うどん」をデリバリーで注文した際、野菜かき揚げや野菜の天ぷらも食べたのだが、その食事の14時間後に計った朝の血糖値は116だった。20%以上悪化している。
実は最近、常時血糖測定器の「リブレ」を使っていないので、血糖値の時間毎の状態がわからないのが残念である。
で、野菜の天ぷらなのになぜ血糖値が悪くなったのかを考えたら、おそらく同じフライヤー(揚げ機)で「とり天」などを揚げているから天ぷら油の中に動物性の脂が含まれてしまい、野菜の天ぷらでも動物性の脂を摂取してしまったのではないかと思う。
それほど私の体は動物性食材に敏感に反応するようになってしまったのか…
それとも気にしているから動物性の脂に神経質になっているのか…
もはやアレルギー反応に近いなぁ。
まぁつまり外食ではヴィーガンを徹底するのは難しいのである。
なので、連日暑いから作り置きをしようという思考に至る。
14.先輩も治った
先日、私がヴィーガンを始めて2ヶ月程たった頃、ふと街中で先輩に会った。
先輩は糖尿病と診断されてから、毎日2万~5万歩くらい歩いたり、摂取カロリーをこまめに記録しながら制限をしているが、あまり状況が良くならないと言う。むしろ歩き過ぎて最近は膝の調子が悪いとの事。
私が「最近ヴィーガンというのを試してるんです」と言い、他には何もしていないのに、
1.血糖値が良くなった
2.筋肉が柔らかくなった
3.体が軽い
という効果を伝えたところ、興味を持たれたので、科学的な根拠を要約して伝えた。
1.動物性を食べると血液が一時的に汚れる
2.汚れてもいずれ浄化されるが、現代人は浄化される前に動物性食材を追加摂取している
3.コレステロールや中性脂肪が血管や細胞に膜を作り、細胞に糖質が届かなくなる
4.結果的に行き場が無くなった糖質が血中に漂い続け、血糖値が高くなる
5.また動物性を摂取すると腸内に炎症物質が発生し、悪玉菌が増える。
という話をし、動物性食材が糖尿病の原因だから、私は今 徹底的に動物性を絶つというヴィーガンを実施していると言うと、先輩もやってみると言いだした。
「もう焼鳥も食べられないねぇ」と笑っていたが、糖尿病が治ったらたまには良いんじゃないてすか?
と穏やかにヴィーガンを勧めた。
それから先輩は徹底的に動物性食材を絶ったそうで、2ヶ月が経過し、定期検査で糖尿病の薬の処方をやめる事になったそうだ。
肩凝りも無くなって、体が軽いとも言っていた。これからもたまには魚や焼鳥は食べるかも知れないが、ヴィーガンは効果があるから続けると言っていた。
私は動物愛護や環境問題でヴィーガンになった訳ではないので、潔癖に菜食主義にならなくても、健康を取り戻してくれる人が増えれば嬉しいのです。
少し考えを広げると、昨今コロナ禍で職業の分断が起きている。酒場や観光業やイベント業が悪者にされ、それまで多くの人々が恩恵を受けていた事が、一転して諸悪の根源だという扱いを受けている。
人は職業を簡単には変えられない。
長年プロフェッショナルとして研鑽してきたからである。
ちなみにイベント業の人達が居なくなったら今後、街起こしのイベントを企画して実施することは出来ないし、素人にやらせれば事故が起きるだろう。酒場も素人にやらせれば食中毒などの事故も起きるだろう。
だから彼らの仕事を否定してはいけないし、これ程 長期間の抑制をするのであれば国や社会が救うべきだと思う。
私は基礎疾患持ちで、幸いにもテレワークが出来る仕事だからずっと家に閉じ籠っているけれど、彼らのプロフェッショナルには敬意を持ちながら今のこのコロナ禍を過ごしている。
ヴィーガンの思想も同様だと思う。
動物性食材が悪者にされ、卵や乳製品まで悪者にしている。
ちなみにヴィーガン思想では蜂蜜もNGらしい。動物愛護的な視点で、蜜蜂が必死に集めた蜜を人間が横取りするのは傲慢だとの事らしい。
私は、余る程採取して食べずに廃棄するという事が無ければ良いと思っているのだけれど…
で、何が言いたいかと言うと、
「糖尿病なら糖質やカロリーを控えよ」とか「通風持ちならプリン体を控えよ」や「高血圧なら塩分を控えよ」
という事が間違いであり、それを患者に真面目に信じさせている事に問題があると言いたい。
高血圧含め、成人病の「原因は動物性食材」だと言うことが真実である。
これからは多様性の時代である。
成人病でない人は、動物性だろうが蜂蜜だろうが気にせず摂取して良いんじゃないかなぁ。それが多様性。
だけど誤った情報で人の行動を抑制してはならない。
もし世界中の人々がヴィーガンになってしまったら失われる職業は「畜産や食肉加工」「乳製品加工」や外食産業のほとんどや、それに伴う製造機械メーカーや流通業やパティシエなど、影響は計り知れない。
国民の半数近くが動物性食材と関わりがあるかもしれない。
それを全部無くすという考えは、コロナ禍の職業分断と同じで、問題がある。
ヴィーガンという思想については、私は成人病の問題の真実に気付いて良かったし、そして先輩を救う事が出来て良かったと思っている。
そしてこのブログで、見知らぬ誰かを救う事が出来れば良いと思いながら書いています。
12.ヴィーガンになって体の変化
今までヴィーガンの効果について糖尿病の視点だけしか書いてませんでしたが、今回は私が実感している他の体の変化について書いていきます。
1.筋肉が柔らかくなった。
2.正座が苦にならなくなった。
3.吹き出物が無くなった。
4.毛穴に皮脂がつまらなくなった。
5.屁が臭くなくなった。枕が臭くなくなった。
6.便通が良くなった。
7.視力が0.9から1.2に上がった
8.体が軽くなった。
9.肩こりが無くなった。
10.薄毛が改善した。
11.EDが改善した。
「本当かよ?」と思われるだろうが、本当である。気のせいではなく、ヴィーガン歴 4ヶ月の私が実感している事なのです。
また、改善止まりの変化は今後もさらなる改善が期待できると思っています。
順に説明していきます。
1.筋肉が柔らかくなった。
以前は ふくらはぎ とかの筋肉がカチカチに固かった。そして たまに足の「スネ」や「ふくらはぎ」がつるという事もあったのだが、完全なるヴィーガンを始めて1ヶ月くらいで ふくらはぎの筋肉が柔らかくなった。もちろん力を入れれば固くなる。
私が思うに、今までは毛細血管までコレステロールが付着していて固くなっていたのではないかと思う。ヴィーガンで血管が浄化されて、リンパの詰まりも解消されてきて体が若返ったのではないかと思っている。
2.正座が苦にならなくなった。
昨年お琴教室に体験入学してみたのだが、その時に正座をしなければならず、ちょっとの正座でも痛くて耐えられなかった・・・。
正座をすると足がしびれるというのは良くある話だと思うが、それ以前に、当時は くるぶしの関節が固く、正座の姿勢そのものが痛かった。
だが今は正座ができるのである。
だから最近は毎朝ストレッチしながら正座とかもしている。
3.吹き出物が無くなった。
前はよく顔に吹き出物ができた。中に膿が溜まる事もあり、よく皮膚科に行って軟膏をもらっていたが、今は吹き出物ができない。
4.毛穴に皮脂がつまらなくなった。
汚い話で申し訳ないが、以前は小鼻の毛穴に皮脂がつまり、風呂上がりにたまに押してニュルっと皮脂を出していた。それが今や無くなった。
5.屁が臭くなくなった。枕が臭くなくなった。
体臭というのは自分では分かりずらいものだが、唯一感じる事ができるとすれば自分の枕の匂いだろう。以前は自分でも分かるような いわゆるオヤジ臭を感じたが、今やその悪臭が無い。
屁の匂いも、今までは自分でも「臭いなぁ」と思うほどだったが、今は臭くない。むしろ良い臭いで人に嗅がせたくなったりする(笑)
6.便通が良くなった。
今は1日3回くらい出る程の快便である。当然とても体の調子が良いのです。
7.視力が0.9から1.2に上がった
元々視力は良かったのだが、糖尿病のせいで0.9まで視力が下がっていた。体調が悪い日に計ると0.7という日もあった。
これは眼科に通院するたびに言われていた事だが、糖尿病だと眼鏡矯正が難しいという状態になるらしい。視力検査の際にレンズを入れても視力が変わらないという状態だった。
だが先日の検査で1.2に視力が戻っていて、しかもレンズを入れたらその下も見えるようになっていた。
その後、先日網膜症の治療でレーザーを400発くらい撃ち、若い血管を絶ったのだが、さらにその術後の視界は良好になった。
網膜症の治療は今後しばらく続くが、多分視力は良くなっていくだろう。
ちなみに、「若い血管を絶つ」という話は、糖尿病により、目の中の血流が悪くなると、人間は新しい血管を伸ばしていくそうで、その若い血管は弱いので、ふとしたきっかけで血管が破れて、瞳孔の中に血液が入ってしまうと失明してしまう。
私の場合は網膜症のステージ5であると言われ、思い返せば、いつも目が充血しているように赤かった。
若い血管が沢山生えていたのであろう。これも網膜症の治療と共に改善するだろう。
8.体が軽くなった。
これはヴィーガンを始めて1週間くらいで感じた事である。体重はそれほど変わらないが、今までは体が重く、あまり動きたくないという気持ちがあった。それが体感的に体が軽いと感じるようになった。
これも血液がサラサラになってきた結果なのだと思う。
ちなみに心臓の薬で血液サラサラの薬は飲んでいるが、今まではそれでも体が重く感じていたのである。
9.肩こりが無くなった。
上にも書いたが、筋肉が柔らかくなった事は、肩にも同様に起きている。
以前は肩甲骨から肩にかけて固まってしまうように肩こりが酷かったが、筋肉が柔らかくなったので肩こりが無くなった。
10.薄毛が改善した。
年齢と共に、少し上部が薄くなってきたと思っていた。まだカツラが必要な状態では無かったが、若干気にして育毛シャンプーを使っていた。だが今までは全く改善しなかった育毛シャンプーだが、毛穴に皮脂が溜まりにくくなっているからか、薄毛が改善されてきたのである。
11.EDが改善した。
糖尿病は「ハ メ マラ」が悪くなるという都市伝説があるのをご存知だろうか?見事に「歯」と「目」と「マラ(陰茎)」が悪くなっていた。
まぁ歯はもう生えないと思うが、その他は改善する可能性がある。
糖尿病の先輩方も「もう長い間勃起していない」と言っていて、私も完全に勃起不全の状態だったし、糖尿病だから仕方がないと思っていた。それがヴィーガンを4ヶ月継続して、最近朝に勃起できるようになってきたのである。もう50歳を過ぎたらそんなに使う事は無いのだが、いくつになっても男性としては嬉しい話である。
以上、長くなったが、今までは「老化」だと諦めていた事ばかりである。
糖尿病により老化が促進されていたと思っていたのだが、糖尿病が糖質やカロリーの過剰摂取の問題では無いと実感できた事でもある。
まだ50代だからか、老化を抑制するだけではなく、ヴィーガンで若返ってきているのではないだろうか。
これはとても嬉しい副産物なのです。
11.ヴィーガンに抵抗する人の理由
私は今でこそヴィーガンだが、それまではベジタリアンとかヴィーガンという思想は自分には関係の無いものだと思っていた。
私がヴィーガンによって糖尿病が改善したことを周囲の糖尿病患者や、その家族に話しても「野菜だけしか食べないなんて無理」「自分はそこまで悪い状態じゃないから」と拒否られるという。
だが、糖尿病が家族にいる母親や奥さんは、真剣に栄養学を学んで、家族の健康を取り戻そうとしている事を忘れてはいけない。
ヴィーガンに取り組まなくても改善できている人(HbA1Cが6.2以下)は、そのままの生活でも良いだろうが、長年状態が改善しない人は、考えを改めた方が良い。
だが、私も今までは菜食主義には抵抗があった。それは食肉が男性のイメージそのものだからである。
最近は草食系男子とか肉食系女子などが話題ではあるのだが、そのイメージは男性らしさや女性らしさとは真逆である。
つまり肉食系のイメージは
「積極的」「頼もしい」「強い」であり、
対して草食系のイメージは
「消極的」「優しい」「か弱い」というイメージなのではないだろうか。
ちなみに私は上記で言われる肉食系女子よりも、お花のように守りたくなるような優しい女性が好きであるのだが、まぁそれはどうでも良い話かな・・・。
人は自分の理想に近付こうと行動する。草食系男子のイメージは自分の理想では無いのだ。
だからヴィーガンとなった今、もし私が草食系男子と言われたならば猛烈に反発するだろう・・・
つまりそのくらい私は菜食主義の「イメージ」に抵抗があったのである。
だが1年半前に心臓の冠動脈にステントを6本入れて、その1年後にそのステントの入り口付近に目詰まりが見つかり、また2本ステントを追加することになって「もしかして毎年ステントを追加する事になってしまうのか?」と真剣に悩んだ。
カテーテル検査やステント手術は入院を伴うので仕事にも穴をあけてしまうし、万が一の事も考えなければならない。
ヴィーガンで糖尿病が劇的に改善したことにより、来年の心臓の検査が楽しみではあるが、糖尿病そのものが完治したわけではないだろう。
つまり糖質や炭水化物やカロリーを控えなくても良くなったが、健常者のように食肉をすればまた数値が悪くなる事は予想される。
なので、今後も毎日の血糖値測定と2~3ヶ月毎の通院は欠かさず、ヴィーガンを続ける必要がある。
余談だが、コロナ対策では「人流を抑えよ」と言われているが、一向に改善しないから今や人々は言うことを聞かない。
私の糖尿病対策も「糖質を抑えよ」と言われていたが、それでは一向に改善しないので通院や投薬をしなくなるのと似ている。
だが糖尿病は自分だけの問題だから改善できようができまいが勝手な話だけれど、コロナ対策は社会的な課題だから皆が出来る事を考えなければいけないので、次元が違う話で、例えとしては適切ではないかも知れないが、人は頭ごなしに制限されても効果が出ないと諦めてしまうのである。
つまり言いたい事は、「効果がない場合は、違う策を打つ必要がある」という事なのです。
私にとっては、まさにヴィーガンが科学的根拠のある対策だった。
もし長年、成人病で通院しても数値が健常者の値にならない人は、ヴィーガンを試してみる事をお勧めする。
性格的に肉食系の私は、世界中の人々がヴィーガンになれば良いと、つい考えてしまうが、まぁそこまでは言うまい(笑)
ご自分の病状に合わせてヴィーガンを取り組んでみると良いだろう。
10.若いうちは動物性食品を摂取しても問題が起きない
これまで記載した話で採食が良いと理解しても、私も含め若い頃の食肉の楽しさは否定できない。
子供の頃に誕生会で友達の家に行くと「煮魚」や「野菜の煮物」などは出てこない。鳥のから揚げやミートボールやメンチカツ、シュウマイを振舞われ、「お前ん家、いつもこんなの食べてるの?」と聞くと大抵見栄もあって「うん。毎日こんなカンジ」って答える友人が多かった。そして家に帰り、友人の家の食事内容を母親に話すと、段々とうちの食卓も動物性食品に寄っていった。
前に紹介したドキュメンタリー映画「The Game Changers」で出演していたアスリート達も最初から採食主義だった訳ではなく、途中から採食に切り替えている。
動物性食品が毒だとしても、強毒性ではないのだろう。だから今まで問題になった事はない。
少し違う視点で考えてみると、例えば、筋トレは、筋トレすることによって筋肉細胞が壊れて、それが修復されるときに筋肉が増える。
筋肉が壊れて3減って修復時に4増えるとかで、結果的に+1みたいに少しずつ成長する。つまり成長するためには一度壊れないといけない。
まぁ筋トレは毒ではないが、もしかしたら少しの毒を食べて、そこで細胞が修復に向かって活動するから体が成長するのではないかと考える。
近代の日本人の身長が昔に比べ高くなったのは、食肉文化が影響してるのでは?と自分は思っている。
余談だが、イルカには「フグ」を突っついて遊ぶという行為がある。
突つかれたフグは毒を海中に排出する。BBCの『スパイ・イン・ザ・ポッド』というドキュメンタリーシリーズでは、イルカが海中に放出されたフグ毒でハイになっているらしき様子が紹介されている。
人間もテキーラを何杯も一気飲みして見せたり、子供の頃は危険な行為をしてよく大人に怒られた。
「ちょっと男子~。そんなことしてると先生に言いつけるからね!」と女子に怒られてもやめない光景は世界中にあるだろう。
皆が本能的に「動物の脂は体に良いものではない」と思いながらも食べ続けている理由は複雑な背景があるのかも知れない。
だいぶ脱線したが、話を本題に戻そう。
人間には「成長期」と「老年期」がある。成長期には肉を沢山食べられたのに年齢と共に胃が受け付けなくなるのは、加齢と共に毒を浄化出来なくなって、体に貯まって成人病になるのでは?と自論を展開する。
だからむしろ成長期には積極的に肉を摂取しても問題が起きない。これが我々の動物性食品に対する過大な評価につながっているのではないかとも思う。
「そもそも食べ過ぎなんだよ」と言うかも知れないが、何を食べ過ぎていたのかフォーカスがずれていた。だって世の中は「低糖質 高蛋白」って言うじゃない?。鶏肉は脂肪が少ないし高蛋白だから良いって言うじゃない?。糖質は抑えてましたよ。自慢できるくらいに。
糖尿病が「糖質」を控えても、通風患者が「プリン体」を控えても、血液検査の数値がそれほど改善しないのは、根本的に控えるものが間違っていたからである。だから成人病になった人は、一度徹底的に動物性食品を食べないことでどれだけ数値が変わるのかを実感してみてはいかがだろうか。
実際に私は今まで食べなかった甘い物や、控えていた炭水化物を適量に戻してみても、動物性食品を取らないだけで糖尿病が治ったのだから。
ちなみにビーガンケーキやビーガンクッキーというのもある。乳製品やバターは使用していない。
効果を検証するの為には中途半端はいけない。何が要因で効果が出たのかわからなくなるからである。動物性食品を食べなくても人間は生きていけるのだから。