ヴィーガン@糖尿病の記録

ヴィーガンで糖尿病が治った記録

6.ヴィーガンで糖尿病が治った話

ヴィーガンのこれまでの私のイメージはネットでの噂だと「肉を食べるな としつこい」「自分の考えを押し付けてくる」とうるさがられているのは知っていた。まぁ私もブログでヴィーガンの勧めを書いているので「うるさい」と思われるかも知れない。


たが過去に「地動説と天動説」で思想の分断が起きたように、昔は太陽が地球の周りをまわっていると信じていて、地球が太陽の周りをまわっているなんて話は誰も信じなかった。私も含め間違った認識に気付いたら言いたくなるのが人情である。今では誰も地球が太陽の周りをまわっている事を正しいと思っている。


私は常時血糖値を測定する「Freestyle リブレ」という物を使っている。この「リブレ」については別途説明するが、簡単にここで説明すると、腕の上腕の裏等にセンサーのパッチを張っておくと、血糖値を常時計って記録してくれて、後でグラフで見ることが出来る装置である。


で、この「リブレ」を使って血糖値の状況を見ていたら、ヴィーガン食を続けているとグラフが落ち着いてきたのである。

これはそれぞれ約1ヶ月間の日別の数値をサマリして表示したグラフである。

横軸は時刻、縦軸は血糖値であり、日毎に見た際に何時頃に血糖値の状態がどうなっていたかを見る事が出来る。


ヴィーガンを始める前】


ヴィーガンを始めてから】


グラフの実線はその期間での平均値である。その周りに濃いブルーと薄いブルーがあるが、出現頻度によって色分けされて表示されている。つまりグラフのブルーの帯が少ない方がグラフの実線に近い状態が続いていた事を示し、ブルーの帯が太ければ、「こんなに高い時も多かったよ」という見方であろう。

標数値として、下は70 上は180 の目盛り位置に黒い実線が横に引かれている。この範囲内に収まっていれば「血糖コントロールが上手に出来ていますよ」と判断できる。

 

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ヴィーガン食にしてから、あきらかにこれまでよりも糖質は摂取しているのだが、血糖値の状態は改善している。

本当に動物性食品を食べないようにしていただけである。逆に炭水化物は気にせずに食べた。

今まで糖質を我慢していたのが間違いだったのである。我慢ずべきは動物性の食品だったのだ。

 

私が完全にヴィーガン食に切り替えて約3ヶ月、とうとうHbA1cの数値が6.0になった。そして糖尿病の治療薬(血糖を下げる薬)が不要になり、インシュリン注射も無くなった。

※使用していると低血糖症状が起きるかもしれないという理由。

 

また、私が完全にヴィーガンになろうと決断したのには、もう一つきっかけがある。

ドキュメンタリー映画「The Game Changers」というのがあり、今はNetflixで見れる。

公式トレーラーを貼っておくので、興味があれば是非。

 

 

 

今まで苦節15年…。いろいろな事を試した。糖質制限したり、酒もビールやワインは飲まず蒸留酒だけにしたが、逆に蛋白質は必要だと言い聞かせて肉を多めに摂取していた。

 

だが、それは間違いだった。この映画を見て驚いたが、肉を多く取る事によって人体には悪影響があったなんて…。

 

そして私は極端に肉を食べない生活をしてみた。

肉だけでなく魚や貝類、卵や乳製品も摂取しないようにした。

それがヴィーガン

 

検証の為に動物性食材以外は制限なく摂取し、糖質制限もカロリー制限もしなかった。

そうしたら糖尿病が治った。つまり私には動物性の食べ物が諸悪の根源だったことが証明されたのである。

 

常識がひっくり返った。ホントに肉を食べなければ良いだけだったなんて…。

 

まさに「天動説と地動説」くらいの衝撃的事実。

これは今まで栄養指導や糖尿病の先輩方からも聞かされていない。いまだにこの話を周囲にしても信じる人は少ない。

 

15年前に戻ってあの頃の自分に伝えたいけれど、でもきっとあの頃の自分は信じないんだろうなぁ…。

 

けれど、これは私の体で実際におきた事なのだ。